| お遍路日誌(その1) |
平成16年8月13日
◇難所焼山寺
朝食をすませ、7時30分に出発する。藤井寺は平地にあるお寺で少しさびれていた。焼山寺までは山越えをすれば13キロほどであるが、急な坂が延々と続くことを下ってきたおじさんに教えてもらい国道を走ることにした。坂道はとにかく体力を消耗する。先が長いことを考えると賢明な選択だ。というのは16日までにとにかく高知までたどり着かなくてはとの思いがあったからである。国道31号線を走ると焼山寺までは約20キロ。距離のわりにとにかく遠く感じた。
焼山寺は昔から「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」といわれ遍路泣かせの難所である。これから山道に入る手前にあった小さな食料品店に、リュックを預かってもらうことにした。頭陀袋をはすかいにかけ焼山寺をめざす。リュックをおろしてみて、初めて身の軽さに驚いた。軽快に坂をのぼる。細く勾配のきつい山道をのぼるがついに自転車を降りて押してのぼる。つくづくリュックを置いてきてよかった。
帰りにリュックを取りによると、おばあさんがミルクのパックをくれた。ありがたく頂戴する。大日寺・常楽寺・国分寺・観音寺とまわり井戸寺へ。井戸寺で若い女のお遍路に会う。熱心に読経する姿が印象的であった。
◇泊まるところがない!徳島は阿波おどり一色
次の恩山寺までは約20キロ。井戸寺の近くの宿坊を訪ねるが宿泊できず徳島市に近いところでホテルをさがす。宿坊の方が薦めてくれた蔵本へいくがホテルらしいところはなく、あきらめてJR徳島の駅のほうへ向かう。徳島市内は阿波おどりの初日で人がごった返していて、どのホテルも満杯であった。それにしてもすごい人だ。
雑踏の中で女のサイクリストとすれ違う。彼女も宿泊できるところを探している様子でお仲間がいて少しほっとする。阿波おどり一色の徳島市内での宿泊をあきらめ次の恩山時に近いところまで移動することにする。喫茶店の電話帳で調べた小松島のホテルの予約がとれ、約10キロ南の小松島へ向かう。途中ラーメン店で食事をして8時半ごろホテルに到着。爆睡する。眠ることがこんなに楽しみなのは学生時代のサッカーの合宿以来である。
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